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「山登り!」「温泉!」「遠くに行きたい!」 そんな、わがままな希望が出たのは、 春のキャンプの帰りのバスの中だった。 「そんな宿泊施設が果たしてあるだろうか…、 あったとしても、温泉は無理だろう。」 だれもがひそかに、そう思っていた矢先、 「えっ、宿泊無料ですか。」 と、塾長の声。 電話の相手は、蔵王少年自然の家… |
| 「うちの自慢は風呂が天然温泉っていう ことですね。登山の疲れなんか 入ればすぐに、とれますよ。」 だれもが耳を疑った。 白石蔵王インターまでは約4時間。 空は分厚い雨雲。 頂上までのエコーラインは霧(雲?)に包まれ 視界10メートル。 「お釜は見えないだろうね。」 ところが… |
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頂上まであと5分、というころになって ついに、雨雲の上へ抜けたと見えて 急に太陽の光がまぶしく バスの窓ガラスを染めた。 「ああ! お釜が見える! きれい!」 バスを降りた私たちの周りだけ うららかな陽光に包まれていたのだった。 午後は三階の滝をめざす 沢登りアドベンチャーハイキング。 無情の雨が降り始める。 「大丈夫!行きましょう!」 スタートポイントには、自然の家の班長の 佐々木主任が10名以上の研修生を連れて 待っていてくれた。 |

平成12年9月23日(祝)〜24日(日)
雨足が強まる中、背の高さ以上の岩を何十も越え、清流のせせらぎを聞きながら
ゴールの滝を目指す。「おーい! だいじょうぶか! すべるなよ!」「もうすこしだぞ! がんばれよ!」
ついに滝が姿を現す。その一瞬、雨も上がり雲が切れた。みんなの笑顔も晴れやかだった。
「こんなにつらかったのも、こんなにがんばったのも、こんなに楽しかったのも、初めてだったよ!」
帰りのバスでひとりが言った。「蔵王に行きたい!また行きたい!今、行きたい!」
1泊2日 参加費7980円

